「ハカランダ、オール単板、1973年製作、茶位幸男
NO.10とTAKABEのハードケース。 10万円売約済
茶位幸男さんは有名な幸信氏のお兄さんで、現役で活躍されている茶位幸秀氏のお父さんです。
同じ茶位ギターでも、幸男さんは弟子を持たず、コツコツと一人で製作されるタイプの製作家であり、
製作本数も少ない方でした。
各方面で人気の茶位ギターですが、幸男さんの楽器を最も高く評価する専門家もいらっしゃるそうです。
これは、約41年前に製作された楽器で、当時価格10万円でしたが、サイドとバックがハカランダ単板ですから、
現在であれば60万円以上の仕様に相当するでしょう。
弦長650mm。弦高は6弦3.5mm、1弦3mmと標準的な設定です。
ネックの反りはありませんし、40年以上この状態を保っているので、大きな環境の変化を与えなければ
今後もこの状態を維持すると考えられます。
音楽を作る楽器としての状態は良好ですが、幸男さんはその高い工作精度とは裏腹に
塗装の下地処理が丁寧でなかったらしく、大量の指紋や汚れを残したまま塗装を仕上げてしまったようです。
そのため、塗装表面はピカピカで透明なのに、内部が変色する、という珍しい劣化が発生しています。
いわゆるオールドギターの白濁は、塗装表面が白く濁るものなので、
このギターの状態は「白濁」ではなく、「下地の変色」ということになるかと思います。
ですから、再塗装するには、表面の塗膜を取り、下地を磨いてから再塗装することになり、
ポリウレタンやラッカーでも数万円、セラックなら10万円以上かかってしまいます。
また、現在はハカランダらしい、硬質の澄んだ音がしますが、再塗装で音がどう変化するかも不明です。
付属のハードケースは、中古ながら美品のTAKABEのハードケースです。」
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ハカランダ、オール単板、1973年製作、茶位幸男 NO.10
音楽を作る楽器としての状態は良好ですが、幸男さんはその高い工作精度とは裏腹に
塗装の下地処理が丁寧でなかったらしく、大量の指紋や汚れを残したまま塗装を仕上げてしまったようです。
そのため、塗装表面はピカピカで透明なのに、内部が変色する、という珍しい劣化が発生しています。
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